恐怖新聞カルタ4
2006年 08月 18日
第3話「自分と自分」より
2枚目のおっさんは、高橋君が所属してる野球部13人が入った、ラーメン屋のおやじ。部員の中に、もう一人の高橋君が紛れこんでいて、14杯ラーメンを作ったはずなのに、数え直してみると13人しかいない。後になってドンブリを数えて、やっぱり14杯だ、と悔しがっているところ。文字通り幽霊部員の、もう一人の高橋君に食い逃げされたわけですね。
文庫版では、ラーメンの値段が「400円の13人だから5200円でしょ!?」という、野球部部長のセリフがあるのですが、店先の立て看板の絵には「ワンタンメン180・チャンポン220・リャタンメン220・ライス100」と書いてあります。(リャタンメンって何?)
−季刊−麺の世界「ラーメン価格の推移」によると、1970〜73年が100〜150円となっています。連載時のセリフでのラーメンの価格は、ライス100とワンタンメン180の間、150円ぐらいだったのでは、ないでしょうか?