恐怖新聞カルタ38
2007年 10月 29日
この原作が描かれたのは不幸の手紙大ブームの真っ最中だったと思います。
不幸の手紙が来ても出しちゃいかんよ。ましてやイタズラで作るのはもってのほかじゃ。という教訓めいた話です。
「あんなものはやぶって捨てちまえばいいのさ」と、いい切るポルターガイストが頼もしい、悪霊がそう言うなら、まちがいない感じです。
鬼形の同級生・中岡俊男(心霊研究家のあの方と名前が似ているのはなぜ)一味が、でっちあげた、オリジナル不幸の手紙はすばらしいです。本当に黒魔術的に効果ありそうだし、真ん中の血のシミがイカしてます。
イタズラ不幸の手紙を作った中岡君は霊に取り憑かれ、他人が全て血まみれの化け物に見えてしまいます。最初は恐れていた中岡君ですが、根が乱暴者ですから、反撃に出てかたっぱしから殴りかかります。ほとんどヤク中の症状の用な中岡君が恐ろしいです。
恐怖新聞の助言に従い、心を入れ替え、病院に入院し回復した後の、人が変わったように親切な少年になってしまった中岡君も、なにやら洗脳めいていて恐ろしいです。
絵札は、最初は中岡君の手紙の最初の被害者、髪型が触角のケイコさん
「棒の手紙」